2010年11月14日日曜日

逢妻交流館


実家の近くに、今年プリツカー賞を受賞した妹島設計事務所の作品がある事を知り早速訪れた。
ネットでは中々アクセス方法が判らず、本当にこんな渋い場所に妹島建築があるのかと不安ではあったが、近づくと唐突にすぐにそれと判るプロポーションが姿を現した。

愛知県豊田市にある、逢妻交流館という施設。舞台や会議室、ちょっとした図書館が併設された市民のための複合施設。まだ建物自体は新しくとても綺麗な状態である。

やはり、SANAA名義の金沢21世紀美術館を彷彿とさせる建築。綺麗な曲線を描くガラスの壁が内と外の境界線を曖昧にしていく。




建物の形状から使いにくいとかメンテナンスが大変といった声が多いという。

建物としては完成度が高いのに、内部空間は通常の家具を使っていたり、安全上の問題からガラスの壁には養生テープが張り巡らされていたりとちぐはぐな印象をうけ、非常に残念である。





建築を歩く限りでは回遊性が高く進むたびに異なる風景を映し出す建物の自由度に、とても軽やかな気分を感じ、わくわくする建物だと感じる。
実際に住んでみなくても、多々不便な事が生じるであろう事は用意に想像できる。しかしながらそれを補うだけの魅力を備える事がこの種の建築に託された義務だろう。




折角の開放的な建築なのだから、若い世代が積極的に使えるような環境づくりを行い、ここで感性を磨いてほしい。

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